2015年5月31日日曜日

カラーマネジメントについて思う事

左:適切に見れていない 右:適切に見れている

素材を確認する環境や設定によって、同じデータでも見え方が大きく異なる事例をいくつも確認出来ている。撮影現場の見え方と作業現場の見え方の違いetc。この事に気づいていない人も多いのではないだろうか?

カラーマネジメントはVFX制作環境の根本に関わる事だと僕は考えている。この部分が土台としてしっかりあって、はじめて見え方や方法論など議論が可能になるのではないのかな?と。

現在、日本の環境の多くは左の環境である事が多いように思う。特にカラーマネジメントをしていない環境。その環境で見え方や方法論を語る事に意味があるのか?「こうすると光り方が綺麗に見えるよ!」などなど。

僕は、まだそれら議論が可能な段階にすらなっていないのでは?と感じている。

カラーマネジメントされていない環境でチャートを撮影する事に何の意味があるのだろうか?

リニアワークフローやモニターキャリブレーション以前の問題だと思う。それは細部の話であって、まずは、全体のカラーマネジメントを行って素材の管理や制作環境が整って初めてVFX制作が行えるのではないのかな?と。今、語られている多くの方法論は「カラーマネジメントされていない環境」「出力デバイスや画像の色に依存した方法論」なのではないかな・・・・と。

カラーマネジメントがあって、はじめて骨太で確かな技術を張り巡らせれるのではないかな?と。ヴィジュアルエフェクト。名前の通り、見た目、非常に重要だと思うんだ。カメラの色や、異なる規格、例えばBT.2020などが来ても揺るがない環境。

そのような環境になるといいな。など、最近考えている次第。

僕自身がまだ、プロジェクト等で色々思考錯誤している段階でズバリな記事を書けない事があれなんだけど・・・。今、個人的に一番ホットなのは、上の画像のような高輝度の表現。エフェクトなどの見え方にとても直結している部分。エフェクトのルックデブ環境について。特にRGBの原色に近い部分に顕著に表れる。

「そもそも、そのレンダリング画像、適切に見れてないんじゃ?」って結構確信に近い思いがある。適切に見る事が出来て、初めてパラメーターとかの話が出来るんじゃないか?

(VFX制作のカラーマネジメントは難しいですよね。「正しい」だけではなく「好ましさ」も考慮しなくてならない。間違っていても、それが「好ましい」と判断されれば、それに柔軟に対応していかなければいけない。それはとても難しい事だと思う。)

これはカラーマネジメントに関わらず、全ての事に言える事だと思う。確かな基礎があって、初めて応用を張り巡らす事が出来るといいますか。僕の中にどこか色んな基礎的な事がすっぽり抜けている感覚が沢山あって・・・。

僕の理想とする環境は、「それは間違っている!」「正しくない!」とかではなくて、必要な環境を構築し、アーティストにはそこで自由に作品を作ってもらって「こうするといいよ!」とか「こうしてみた」みたいな議論がされていったらいいなぁ・・・。となんとなく思い描きつつ・・・。

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